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声の病気と、SDCPの想い。
見つけよう、自分のアプローチ
声の病気は、はっきりとした原因や治療法の特定が難しく、症状も治療の効果も人それぞれです。残念ながら、「これをやれば絶対に治る」とは言えない病気です。だからこそ、SDCPというコミュニティーをうまく使って、声の病気について情報共有してほしい。そして、自分に合ったアプローチを見つけて、声に悩むすべての人が少しでも早く声の悩みから解放されてほしい。それがSDCPの想いです。声の病気は人それぞれ
声の病気は、いくつかの原因が複雑に絡み合っているので、複数の発声障害を併発しているケースも少なくありません。
たとえば、痙攣性発声障害の患者が、無理な発声を繰り返すことで間違った発声のクセによる機能性発声障害を併発し、さらに、大事な場面で上手く話せなかった体験がトラウマになり、同じ場面になると力んでしまうことから過緊張性発声障害を、「また失敗するのではないか」という不安から心因性発声障害を併発するという場合があります。また、患者の多くは、思うように発声できないことから、喉頭周りや、首、肩、顎などの筋肉が非常に硬くなっていて、そのことがさらに声を出しにくくしている場合もあります。
同じ病名であっても、症状が出やすい言葉や喋り方、詰まった声の聞こえ方も人それぞれです。
SDCPメンバーをのぞいてみよう
SDCPには痙攣性発声障害、過緊張性発声障害、心因性発声障害、音声振戦症、吃音などのメンバーがいます。自分と同じ症状に悩む人に出会えるかもしれないので、探してみてくださいね。治療法も人それぞれ
声の病気の原因や症状も人それぞれなので、適切な治療のアプローチも人によって異なります。治療法には、音声治療、ボトックス注射、チタン手術、筋肉切除手術、シリコン手術、ゴアテックス手術、甲状軟骨形成術3型などがあります。このような音声外来で行う治療のほかにも、整体や気孔、鍼灸、マッサージ、呼吸法など、体全体のバランスを取ったり、筋肉の緊張をやわらげたりして、症状を改善させている患者もいます。専門医のいる病院は、全国にわずかしかなくて受診が難しい状況ですが、遠方であっても受診されることをおすすめします。
法人情報
名称 | 一般社団法人SDCP発声障害患者会 |
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設立 | 2014年2月 |
事業 | (1)発声障害に関する正しい知識の普及啓発及び広報事業 (2)発声障害の患者とその家族に対する相談及び支援事業 (3)発声障害に関する調査研究及び調査研究の成果を発表する事業 (4)発声障害に関する政策提言事業 (5)発声障害に関する団体及び発声障害以外の関係団体との連携事業 (6)その他、当法人の目的を達成するために必要な事業 |
会員 | 当法人の目的に賛同して入会した個人及び法人・団体 |
会員数 | 96名(2020年) |
所在地 | 東京都武蔵野市 |
メールアドレス | sdcp2010@gmail.com |
代表理事 | 田中美穂 |
一般社団法人SDCP発声障害患者会は、痙攣性発声障害をはじめとする発声障害の患者及びその家族・支援者が交流親睦を通じて有益な情報交換を行うことを支援するとともに、関係機関に発声障害の原因究明と治療法の確立や治療への保険適用を求めて働きかけること、発声障害に関する正しい知識の普及啓発活動と広報活動を行うことなどを目的として設立された【非営利型一般社団法人】です。