チタン手術の治験が始まっています
現在、実施中のチタン手術(内転型痙攣性発声障害に対するチタンブリッジを用いた甲状軟骨形成術2型による治療)の治験ですが、目標症例数に若干満たないため、登録期限を2016年2月29日まで延長することとなりました。(登録状況により早めに締め切る場合がございます。)
引き続き、この治験にご参加くださるかたを募集しております。
参加要項はこちら>>
チタンブリッジは未承認医療機器であるため、ごく一部の施設でしか提供できないのが現状です。
今回の治験は、保険診療下でチタンブリッジを提供することが可能になる事を目標としています。
チタンブリッジが保険適用になると、将来的にこのようなメリットにつながる可能性が!
- 痙攣性発声障害という疾患の更なる啓発に繋がる
- 専門(耳鼻科領域)以外の医療従事者にも認知度が広がる
- 早期に診断、治療が可能となる
さらに、海外ではこの手術は実施されていないため、治験で有効性と安全性が評価されれば、日本発の画期的な内転型痙攣性発声障害における標準治療の確立に繋がる可能性もあります。
【参加要項】
■対象疾患:内転型痙攣性発声障害
■募集期限:2016年2月29日
■実施医療機関:熊本大学医学部附属病院・北海道大学病院・京都大学医学部附属病院・横浜市立大学附属病院
詳細は熊本大学医学部附属病院のポスターをご覧ください。(下の画像をクリックしてもお開きいただけます。)
参加ご希望や当治験に関するお問合せは、上記ポスターに記載のご連絡先までお願い致します。
なお、このチタン手術(甲状軟骨形成術2型)は、声帯が閉じすぎてしまうSDの症状に対して、喉頭の軟骨を縦に切開してチタンブリッジで固定し、左右の声帯を少しだけ遠ざける手術です。
局所麻酔下で、手術中に実際に声を出しながら調節するため、軽症から重症まで広く適応可能です。