やっと診断され涙が出そうだった
(岩手県 40代男性 2009年4月)
発症当時、売り込み商品の販促テープみたいの作って店内でかけてた。
とても聞き取りづらいガラガラ声。
「しゃべんなきゃいーのによ!笑」ってお客様の声。
店の電話が鳴り
「はい!ありがとうございます、○○○ストアー○○店です(←言えてない)」
「・・・おいおい大丈夫かよ?笑」
今の仕事続けられねーや・・・って本気で考えてた。
高校卒業してから東京へ行き、覚えた仕事を田舎戻ってからもずっと続けてきた。
他に知識もなく、痩せっぽちな俺はこれしかできない。
契約社員でもいいから、なんならパートでもいいから置いてもらおう・・・。
息子といつも風呂に入る。
10数えたらあがるのだが、一緒に数えてやる事がうまくできない。
少しずつ言葉も覚え始めたが、俺は力まなくてはうまく発声できない。
そのうち息子がビクッとするようになった・・・。
病院通いを始めた。
「異常無し」
どこ行っても同じ。
ステロイドまで処方された。
挙句は心療内科。
発症当時のストレスじゃないか?・・・メイラックス処方。
すでに、いろんな病院通いはもう疲れてた。
だけど、俺はそんなんじゃねぇ!って気だけはしてた。
医大の心療内科病棟に入院勧められたが断った。
「長期の休みをとるなら俺は千葉の帝京大学病院行ってみたいです。
そこの先生に診察してもらいたいんです。」
痙攣性発声障害
やっと診断された。涙が出そうだったがこらえた。
俺の場合、注射後の声帯麻痺状態が長い。
6〜7週間は小声だ。
未だに会社、お客様、家族にも迷惑かけてます。
息子がもーちょい大きくなったらコレを説明し、一緒に病院連れていきたいと思ってる。
理解してくれるだろうか・・・。