痙攣性発声障害に関する治験の経過報告

痙攣性発声障害に対するボトックスとチタンブリッジ(甲状軟骨形成術2型)の両治験のその後の経過をお伝え致します。

ボトックス治験の責任者である兵頭政光先生(高知大学教授)からは以下のようにご報告を受けております。

  • 治験の結果解析は無事終了。
  • 2017年6月5日にグラクソスミス・クライン社より承認申請を行った。
  • 来年中には承認が得られる見込み。

またチタンブリッジ治験につきましても讃岐徹治先生(熊本大学教授)より以下のご報告を受けております。

  • 患者さんの安全性に関する大きな問題はなく、手術後13週の有効性及び安全性のデータがそろい、2016年12月に、申請に必要な「総括報告書」を作成した。
  • 2017年6月30日にノーベルファーマ社より承認申請を行った。
  • 先駆け審査指定制度により、順調に進めば本年中の承認が得られる見込み。

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当会では2010年、厚生労働省にボトックスの保険適用を求める署名を提出し、その後も各方面に訴えてまいりました。
そしてついに、実現まであと一歩のところまで来ております。

保険適用となれば、治療費の負担軽減のみならず、治療できる施設も増え、病気の認知にもつながると考えられます。

ご尽力くださっている先生がた、治験にご参加くださった方々、そして日頃よりご協力、応援してくださる皆様に改めて感謝申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。